# 見過ごされた脆弱性：OSINTはいかにトラック輸送業界を守るのか

> OSINTと公開情報を活用して、サプライチェーンリスクの検知、貨物盗難への対策、ベンダー審査の強化、そして脅威インテリジェンスの向上を実現する方法を解説します。

**Author:** Jen Snell  
**Published:** Jul 28, 2026  
**Topics:** OSINT and Publicly Available Information

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> _**Editor's note:** _Babel StreetのJessica McFateは、SiriusXMの番組「On the Move」に出演し、貨物盗難、Threat Intelligence、そしてサプライチェーンリスクについて語りました。本インタビューでは、OSINTと公開情報（PAI）が、輸送・物流組織による新たな犯罪手法の把握、取引先評価の強化、重要な情報資産の保護、そして複雑化する脅威環境における意思決定の高度化にどのように貢献するのかを解説しています。

Babel StreetのSenior Director of Intelligence SolutionsであるJessica Lewis McFate（ジェシカ・マクフェイト）は先日、SiriusXMの番組「On the Move」のホストであるDan Ronan（ダン・ローナン）氏との対談で、トラック輸送業界および物流業界を取り巻くセキュリティ上の脅威の変化について語りました。

軍事インテリジェンスおよび国家安全保障分野で培った経験をもとに、Jessicaは犯罪組織、カルテル、国家支援型アクターが、公開情報（PAI）、AI、そして高度化する欺瞞手法を活用してサプライチェーンを標的とする実態を解説しています。

対談では、貨物盗難の変化する手口、コネクテッド車両やインフラがもたらすデジタルリスク、サプライチェーンにおける取引先評価の重要性、そして情報量の増加が必ずしも優れたインテリジェンスにつながらない理由などについて議論されました。

輸送・物流業界のリーダーに向けた彼女のメッセージは明確です。かつては遠い存在だった脅威が、今や身近なものになっています。企業はリスクの特定、評価、そして対応を、これまで以上に戦略的に行う必要があります。  

※以下のインタビューは、内容を要約・編集しています。  
  

> **インタビューのハイライト**
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> - 犯罪者は、公開情報（PAI）、AI、デジタル上の欺瞞工作を活用してサプライチェーンを狙っている
> - 貨物盗難は組織化・高度化が進み、早期発見が難しくなっている
> - 信頼できる取引先であっても、貨物、システム、データへのリスク経路となり得るため、取引先評価は不可欠である
> - OSINTは、リスクの検知、シグナルの検証、新たな脅威の監視を支援する
> - AIは分析を加速させる一方で、情報源の検証はこれまで以上に重要になっている
> - 輸送・物流業界に必要なのは、「より多くの情報」ではなく「より優れたインテリジェンス」である

## **インテリジェンスとデジタルリスクの新たな側面**

**ダン： **_「インテリジェンス」という言葉を聞くと、人々はスパイや国家安全保障を連想しがちです。しかし、インテリジェンスは他の業界にも適用されます。悪意のある者たちは、混乱を引き起こすためにトラック輸送業界に関する情報を収集しているのでしょうか？_

**ジェシカ** 確かにその通りですが、必ずしも混乱を引き起こすことが目的とは限りません。多くの場合、目的は金儲けです。

インテリジェンス活動の相当な部分――従来の国家安全保障上の脅威に関連する活動でさえ――は、最終的には犯罪行為に帰着します。悪意のある行為者とは悪事を働く人々のことであり、トラックは信じられないほど利益率の高い違法な商機を秘めています。トラックや商業サプライチェーンが直面する脅威は、政府や国家が直面する脅威からそれほどかけ離れてはいません。

**ダン：**_ 企業はサイバーセキュリティ、スパムフィルター、フィッシング攻撃を阻止するためのツールに多額の投資を行っています。こうした攻撃の多くは、成功する可能性が低い単なる広範囲なキャンペーンに過ぎないのでしょうか？_

**ジェシカ：** 非個人的なサイバー攻撃は数多く存在します。それらは波のように送り出され、高い成功率が見込まれているわけではありません。

しかし、私が思い浮かべる例えは「防御的な運転」です。道路を走行する際、あなたの安全は単にあなたがどれほど優れたドライバーかということだけに依存するわけではありません。他のすべてのドライバーによって生み出される脅威を、どれだけ効果的に予測し、回避できるかにも左右されるのです。今や私たちは、プライベートでも仕事でも、インターネット上でこの「防御的な運転」と同じ心構えで行動しなければなりません。脅威は至る所に存在し、そのほとんどはあなたに届かないかもしれませんが、もし届いてしまった場合、壊滅的な結果をもたらす可能性があります。

また、サイバーリスクがメールやノートパソコンだけにとどまらないことを認識することも重要です。人間とのやり取りが最も少ないデバイスほど、最大のサイバー影響を引き起こす可能性があります。それは、自動車や暖房システム、センサー、あるいは直感的にはインターネットの一部とは考えられないような、その他の接続されたデバイスである可能性があります。

同時に、そうした接続されたデバイス――そして人々が意図的にオンライン上に公開する情報――は、潜在的に有用な膨大な量の[オープンソース・インテリジェンス](https://www.babelstreet.jp/test/eyJteS1maXJzdC1leHBlcmltZW50IjoiY29udHJvbCIsIm15LXNlY29uZC1leHBlcmltZW50IjoiY29udHJvbCJ9/osint-and-threat-intelligence-solutions?_gl=1*1rjhjzz*_gcl_au*MTg5NTE1NjY1Ni4xNzg1NDAzMzM0Li0uLS4xNzg1NDE4MzExLjEyNjQxNzQwMzcuMTc4NjQ1MjQxOS4xNzg2NTI2NDgz&utm_source=babelstreet.com&utm_medium=Referral&utm_campaign=Not+Provided)を生み出しています。私はこれを、_『レミーのおいしいレストラン』_の原則を用いて説明することがあります。すべての情報が有益というわけではありませんが、有益な情報はどこからでも得られる可能性があるのです。情報収集の技とは、決定的な何かを物語るシグナルを見つけ出すことにある。

**オープンソースインテリジェンス（OSINT）とは？**

OSINT（Open Source Intelligence）とは、ニュース、ソーシャルメディア、フォーラム、公的記録、その他の公開情報（PAI）を収集・評価・分析して得られるインテリジェンスです。現代のThreat Intelligenceにおいて、OSINTは、新たなリスクの特定、シグナルの検証、脅威アクターの理解、そして断片化された情報を意思決定に活用できるインサイトへと変換するうえで重要な役割を果たしています。

## **犯罪者が公開情報を悪用する方法**

**ダン：**_ 犯罪者は、貨物盗難や詐欺、その他の悪事を働くために、公開情報をどのように利用しているのでしょうか？_

**ジェシカ：** まず、物流企業がどのように自社を宣伝し、他の企業とつながり、サプライチェーンに参加しているかを考えてみてください。企業は顧客やパートナーを引き付けるために、オンライン上で情報を公開しています。しかし、特に国際的なサプライチェーンにおいては、正規の企業になりすますことが驚くほど容易になってしまいました。

脅威アクターにとって最も手軽な手法の一つは、サプライチェーンエコシステムにおける信頼できる組織を装い、本来付与されるべきではないアクセスを獲得することです。その企業は正当な組織に見え、説得力のあるオンラインプレゼンスを持ち、業界特有の用語も適切に使っているかもしれません。なりすましが極めて巧妙であるため、被害者は正規の取引先だと信じ込み、自らアクセスを許可してしまうのです。

さらに懸念されるのは、米国に流入する重要な資源へのアクセスを狙う地政学的な敵対勢力が、世界でもっとも高度な情報操作能力を持つ存在であることです。彼らは、人々の行動や企業の意思決定に影響を与えるため、大量の情報を生成・拡散する手法を熟知しています。その活動は、船舶やインフラに対する直接的な妨害行為から、制裁対応、規制遵守、技術的依存関係、商業上の関係性に影響を及ぼすより巧妙な工作まで多岐にわたります。

一見するとビジネスやコンプライアンス上の課題を解決する提案のように見えても、実際には地政学的リスクにつながる場合があります。これが現代の情報環境の特徴です。影響工作は必ずしもプロパガンダの形を取るとは限らず、またセキュリティ上の脅威も、常に「攻撃」として現れるわけではありません。

ビジネス上やコンプライアンス上の課題を解決する提案に見えても、実際には地政学的なリスクを内包している場合があります。これが現代の情報環境の特徴です。影響工作は必ずしもプロパガンダとして現れるわけではなく、またセキュリティ上の脅威も、必ずしも攻撃の形を取るとは限りません。

## **「脆弱性」としての米国のサプライチェーン**

**ダン：** トラック運送会社は、自社の事業運営に関する情報を組織犯罪グループに過度にさらしてしまっているのでしょうか。

**ジェシカ:** 業界全体が、新たな脅威の出現や、AIと高度な状況認識能力によって得られる情報に適応しつつあります。

前向きな点として、トラック輸送業界を標的とした組織的な窃盗や計画的な攻撃キャンペーンは、多くの場合、事前に兆候を捉えることが可能です。こうした事案は、必ずしも偶発的な出来事ではありません。適切な情報を収集・分析できれば、インシデントが発生する前にパターンや警戒すべきシグナルを特定できます。

一方で、企業はもはや「米国内だから安全」と考えることはできません。メキシコやその他の高リスク地域で見られていた脅威は、すでに米国内にも広がっています。むしろ企業が高度に組織化された攻撃を想定していない地域こそ、攻撃者にとって狙いやすい脆弱性となり得るのです。

輸送・物流業界のリーダーは、常に状況を注視し、多様な情報ソースから継続的に情報を収集する必要があります。オンライン上の情報がすべて欺瞞や偽情報というわけではありません。適切に評価された情報は、状況認識を高めるうえで極めて有用なインテリジェンスとなり得ます。

## **小規模な運送業者ができること**

**ダン:** 大手運送会社には充実したセキュリティ体制や明確な運用プロセスがあります。一方で、独立系の運送事業者や、10数台規模のトラックを運用する企業は、どのようにセキュリティを強化すればよいのでしょうか。

**ジェシカ:** できる限り、人と人との直接的な関係性を維持することです。私はAIを活用した技術を強く支持していますが、現在の大きなリスクのひとつは、取引先評価をテクノロジー任せにしてしまうことです。テクノロジーは、ビジネスパートナーの評価を代行してくれるわけではありません。

実際、大手運送会社は多くの小規模事業者と取引する必要があるため、ある意味ではより大きなリスクにさらされる場合があります。その分、信頼性に疑問のある組織がサプライチェーンネットワークに入り込む機会も増えるからです。

主要な取引先を信頼しているからといって、そのネットワークに属するすべての企業が信頼できるとは限りません。誰が自社の貨物やシステム、データにアクセスできるのかを把握することが重要です。また、貨物を実際に取り扱う担当者や、自社システムに接続する関係者と緊密に連携する必要があります。

小規模事業者は、規模の小ささを強みに変えるべきです。自社のサプライチェーンをより深く理解し、取引先との関係を密に築き、不自然な変化や異常な兆候にいち早く気付ける可能性があります。

_**ダン：** 大規模なグローバル運送業者は、資金や貨物が集中している場所であるため、はるかに大きな標的となります。_

**ジェシカ：** そうですね。また、運送業者は顧客の脅威プロファイルを継承してしまう可能性もあります。運送業者が軍事施設、法執行機関、政府機関、あるいはその他の戦略的に重要な顧客に配送を行う場合、敵対者はその最終目的地への経路として、運送業者を標的にする可能性があります。

現在、脅威は幅広いスペクトルに及んでいます。AIを活用してより組織的かつ効果的に活動する個人の犯罪者から、一見合法的な企業の背後に潜むカルテルや国家主体のアクターまで多岐にわたります。こうした組織は収益を上げる必要があり、合法的な企業から盗むことにも躊躇しません。課題は、彼らの活動がますます「戦争」とは感じられず、被害が発生するまでは犯罪とは見なされないような形で行われる傾向にあることです。

## **情報サプライチェーンを守る**

**ダン： **軍事インテリジェンスや国家安全保障の分野でキャリアを積まれてきた立場から、今最も懸念していることは何ですか。

**ジェシカ:** 私が最も懸念しているのは、私たちが適切に評価・検証できる情報源から切り離されてしまうことです。

取引先評価において重要な原則は、情報の評価にも同じように当てはまります。信頼する企業から紹介されたという理由だけで、その先の取引先まで無条件に信頼すべきではありません。同様に、洗練されたインターフェースを通じて提示されたり、AIによって分かりやすく要約されたりしているからといって、その内容をそのまま信頼すべきではありません。

私にとってのサプライチェーンとは、「情報」そのものです。つまり、世界で実際に何が起きているのかを示す、真正で信頼性が高く、正確な情報です。そして、その情報サプライチェーンもさまざまな脅威にさらされています。

AIによって、時事問題や新たなリスクについて質問し、答えを得ることはかつてないほど容易になりました。その利便性は、物流担当者やセキュリティチームにとって大きな価値があります。しかし、AIの信頼性は、その根拠となる情報源の信頼性に左右されます。もし情報源が、情報操作や欺瞞、偏向、あるいは敵対的な影響を受けていないか十分に評価されていなければ、その上に信頼できる状況認識や判断基準を構築することは極めて困難です。

私が今日最も警戒している相手は、「真実」を脅かす存在です。その脅威は、今まさに活発に活動しています。

## **ランサムウェアと恐喝の常態化**

**ダン:** Colonial Pipelineへの攻撃[1]のような大規模なランサムウェア事件は報道されますが、実際には、攻撃者を排除するために数百万ドル相当の暗号資産を密かに支払っている組織も少なくないのではないでしょうか。

**ジェシカ:** 実際には、多くの人が想像している以上に頻繁に起きている可能性があります。

こうした事案への対応は、国や地域、そして法執行機関や規制当局に対する信頼度によっても大きく異なります。迅速に当局へ相談することが当たり前の地域もあれば、そうした仕組みに対する信頼が低く、身代金の支払いが最も現実的な選択肢だと考えられてしまう地域もあります。

企業によっては、要求される身代金が、コンプライアンス違反による制裁金や長期的な業務停止による損失と同程度に見えることもあるでしょう。また、法執行機関が自社を保護したり、侵害されたシステムを回復させたりしてくれるという期待を持てないケースもあります。

企業は以前からこうした判断を迫られてきました。しかし現在変化しているのは、身代金の支払いが当然の選択肢と見なされる地域と、法執行機関による支援を前提とする地域との境界線が、徐々に西側諸国へと広がっているように見えることです。

これは極めて深刻な懸念材料です。 

## **OSINTがトラック輸送業界の安全性向上に果たす役割**

**ダン：** OSINTは、トラック輸送会社や物流企業の安全性向上にどのように役立つのでしょうか。

**ジェシカ:** OSINTは、組織にこれまで以上に多くの情報へのアクセスを提供します。しかし、その情報を収集・分析する際には、組織自身を保護することも重要です。調査活動を行う際には、IPアドレスや組織の身元、物理的な所在地などが不必要に露出していないかを含め、インターネットへのアクセス方法を検討する必要があります。

そのうえで、組織は公開情報（PAI）を積極的に活用し、潜在的な脅威、不審な企業、新たな犯罪手口、地政学的な動向、さらには輸送ルートやパートナーネットワークに潜むリスクを継続的に分析すべきです。

しかし、情報が分かりやすく要約されているからといって、その内容をそのまま信頼してはいけません。重要なのは、元となる情報源を確認することです。誰がその情報を作成したのか、なぜ公開されたのか、そしてなぜ自分たちに提示されているのかを理解する必要があります。

情報源が分からなければ、その情報の信頼性を十分に評価することはできません。少なくとも重要な結論については、複数の独立した情報源による裏付けを取るべきです。

**ダン：** 結局のところ、「Trust, but verify （信頼しつつも検証せよ）」ということですね。

**ジェシカ：** その通りです。検証は以前よりも難しくなっています。しかし、その重要性はこれまで以上に高まっています。

## **「より多くの情報」から「より優れたインテリジェンス」へ**

トラック輸送業界では、コネクティビティが急速に進んでいます。しかし、接続性そのものがセキュリティをもたらすわけではありません。

犯罪組織や国家支援型アクターは、正当な企業と同様に、公開情報（PAI）、デジタルプラットフォーム、そしてAIを活用できます。彼らは価値の高い貨物を特定し、信頼できる取引先になりすまし、商業上の関係性を把握し、技術的な依存関係を悪用しながら、複雑なサプライチェーンネットワークの中に巧妙に入り込みます。

しかし、その解決策はデジタル環境から距離を置くことではありません。求められるのは、その環境の中でよりインテリジェントに行動することです。輸送・物流組織は、自社の貨物やシステムに誰がアクセスできるのかを把握し、取引先を継続的に評価し、デジタルフットプリントを保護するとともに、意思決定を支えるインテリジェンスの情報源が検証可能であることを求めなければなりません。

AI生成コンテンツ、高度な欺瞞、そしてグローバルにつながる脅威が存在する環境において、答えを得ること自体は容易です。しかし、本当に重要なのは、その答えを信頼できるかどうかを見極めることです。

**Babel Streetがどのように組織による[新たな脅威の特定](https://www.babelstreet.jp/test/eyJteS1zZWNvbmQtZXhwZXJpbWVudCI6ImNvbnRyb2wiLCJteS1maXJzdC1leHBlcmltZW50IjoiY29udHJvbCJ9/solutions/strategic-threat-intelligence/threat-investigations?_gl=1*148ntel*_gcl_au*MTg5NTE1NjY1Ni4xNzg1NDAzMzM0Li0uLS4xNzg1NDE4MzExLjEyNjQxNzQwMzcuMTc4NjQ1MjQxOS4xNzg2NTI2NDgz&utm_source=babelstreet.com&utm_medium=Referral&utm_campaign=Not+Provided)、隠れたつながりの調査、そしてインテリジェンスに基づく意思決定を支援しているのか、ぜひご覧ください。**