INDEX:
- Babel Street Insights に搭載のSNS分析機能 Synthesisのご紹介
- Babel Street 活用事例： OSINT が法執行機関による人身売買の発見と防止を支援
- 自然言語処理学会参加レポート (3月11〜15日｜神戸開催)
Babel Street Insights に搭載のSNS分析機能 Synthesisのご紹介
Babel Street Insightsの不可欠な部分として、Synthesisは非構造化データや複雑なネットワークに対して包括的な多次元インテリジェンスを提供します。AIを活用し自動化されたソーシャルネットワークとリレーションシップマッピングにより、有名無名に関係なく、つながりをすばやく発見し、重要なインフルエンサーを発見できます。
Synthesis では、次のことができます。
- 何十万人もの個人の会話パターンを、テーマ、主題、トピックに基づいて検索し、明らかにします。
- 影響力のあるインフルエンサー(Author)を特定し、その影響を深く理解します。
- コンテキストの手がかりを抽出して、新しいインフルエンサー、予想外のトレンド、またはハイパーローカルなホットスポットを発見します。
- 属性を設定し色分けするにより、社会的なつながりを幅広く、また身近なものまで見やすく視覚化します。
Babel Street 活用事例
国境警備組織、法執行機関、その他の政府機関や非政府組織は、惨劇を阻止するためにオープンソース インテリジェンス (OSINT) テクノロジーに注目するケースが増えています。国際労働機関によると、この犯罪は年間約1,500億ドルの利益を生み出しているともいわれており、非常に深刻であるため、180カ国以上が人身売買を防止、抑制、処罰するための国連議定書を批准または加入しています。そして、国連の持続可能な開発目標のターゲット 8.7 では、「強制労働の根絶」と「人間の奴隷制度の終結」のための即時かつ効果的な措置が求められています。
Babel Street Insights は、AI を活用した OSINT プラットフォームで、何千もの公開情報 (PAI) および商用情報 (CAI) のソースを検索して人身売買の兆候を探します。これらには、世界中の数十のソーシャル メディア サイトのほか、数百万の掲示板、オンライン コメント、公開チャットが含まれます。Babel Street Insights は、この情報を精査して人身売買に関連するキーワードを特定したり、国境警備や法執行機関のユーザーに警告することができるでしょう。
Insights プラットフォームは、ディープ Web およびダーク Web、つまり標準の検索エンジンではアクセスできない Web サイトの検索を通じて調査をさらに強化します。ダークウェブへのアクセスに使用されるツールの性質上、匿名性が確保されているため、ダークウェブは人身売買を含む違法行為の温床となっています。ディープウェブおよびダークウェブの検索機能により、調査員は他の方法ではアクセスできない情報を迅速かつ効率的に見つけることができます。永続的検索を可能とするテクノロジーは、誰かが積極的に使用しているかどうかに関係なく検索操作を実行し続け、更新と変更を記録し、この情報を検索用語に自動的に追加します。 詳細については、BabelStreet.jp にアクセスしてください。
自然言語処理学会参加レポート（3月11−15日 | 神戸開催）
言語処理学会 (https://www.anlp.jp/nlp2024/) にて毎年開催されている第30回年次大会（NLP2024）に弊社もスポンサーの一社として参加しました。今回のスローガンは「30年のプロンプトから未来を創造する」でしたが、ChatGPTを始めとする大規模言語モデルの登場により，自然言語処理は前例のない激動の時代を迎えており、今年も600人以上が現地で参加した盛況なイベントでした。
セッションとしても、Kaggleの日本語くずし字認識コンペティションには世界中から参加者が集い、上位2位までが海外勢だった点等、印象的なセッションが多数ありました。
弊社も20年来、日本で自然言語処理プラットフォーム Rosetteを提供しつづけておりますが、市場のニーズに即して多言語名称照合やテキスト解析、キーワード抽出（イベントやリレーション）製品機能を継続的にアップデートしてお客様にお届けしております。アイデンティティ管理や大量テキスト解析に課題や関心をお持ちのお客様はぜひお問い合わせください。https://www.babelstreet.jp/
以上、最後までお読みいただきありがとうございました！
Babel Street Rosette 一同
