2025年10月発行 Newsletter
NexTech Week【秋】AI・人工知能 EXPOイベントレポート、SNS分析Synthesisとベンダー審査ソリューションのご紹介
What's new
- はじめに
- 特集:NexTech Week【秋】AI・人工知能 EXPO開催レポート
- Babel Street Synthesisソリューション概要
- Babel Street Vendor Vetting(ベンダー審査)ソリューション概要
- 編集後記
皆さま、こんにちは。
Babel Street より、2025年10月の最新情報をお届けいたします。
本号では、 幕張メッセにて開催された NexTech Week【秋】AI・人工知能 EXPOの様子をレポートし、その際に最もご注目いただいたBabel Street Insights - Synthesis(シンセシス:SNS分析)と、新ソリューションのBabel Street Insights - Vendor Vetting(ベンダー審査)ソリューションについて特集いたします。
Babel StreetのAIを駆使した多言語対応のアイデンティティ照合ソリューション「Match」は多様な業界で導入が進んでいます。
トランプ政権下で国境管理が強化されたことでアイデンティティ照合の重要性が再認識され、 CBP(米国税関・国境警備局)などの政府機関において、より厳密な照合ニーズに応えるソリューションとして評価されています。
今月は、Babel Streetのアイデンティティ照合「Match」に焦点を当て、最新のホワイトペーパーや業界横断的な活用事例をご紹介します。また、Snowflake連携によるデータ活用の広がりや、この秋に弊社が出展・登壇するイベント情報をお届けします。
特集
NexTech Week【秋】2025 AI・人工知能EXPO レポート
10月8日(水)〜10日(金)に幕張メッセで開催された国内最大級のAI専門展示会です。今年はNexTech Week全体では315社、AI・人工知能EXPOのみに絞っても174社の企業が出展し、以下のような技術領域が特に注目を集めました。
注目技術カテゴリ:
- 生成AI ChatGPT連携、RAG (検索拡張生成) などの業務支援ツール
- AIエージェント 営業支援、議事録作成、顧客対応などの自律型業務支援
- 自然言語処理 (NLP) 多言語対応、エンティティ抽出、意味理解
特に実務に役立つ自動化・省力化できる製品・ソリューションに対する注目度が高かったのが今回の特徴でした。比較的小さな自治体や中小企業の方も目立ち、様々な場所で人手不足を解消すべく改善を目指しておられることを改めて実感しました。
自然言語処理については弊社のBabel Street Match(以下 Match)出展の他、東大や名大出身・連携のベンチャー企業から大企業まで多数出展があり、 AIの安全性や説明性の向上を図っている展示から如何に課題を解決できるかに至るまで多岐にわたって展示されていました。弊社のNLPモジュール群にも「エンティティ抽出」をご用意していますが、他社様も「エンティティ抽出」による課題解決を掲げている所が多かったように思います。
弊社では、今回は上述のMatchに加え、前週開催のイベントECONOSECよりご紹介を始めたベンダー審査ソリューション「Babel Street Insights - Vendor Vetting」を中心に、そのベースとなるBabel Street Insights およびBabel Street Insights - Synthesis (以下 Synthesis)、Secure Access(マネージドアトリビューション)等をご紹介しました。特にSNS分析のSynthesisにご注目いただくことが多かったので、以下に詳しくご紹介したいと思います。
製品紹介
Babel Street Insights - Synthesis (シンセシス:SNS分析)概要
Synthesisは、膨大なソーシャルメディアデータを短時間で解析し、隠れた関係性や影響力のあるインフルエンサーを迅速に特定するための高度なネットワーク分析ソリューションです。
https://www.babelstreet.jp/babel-street-insights/pai-modules#synthesis
【主な機能と特長】
・自動化されたネットワーク探索
特許取得済みのプロセスにより、手動では困難な関係性の発見をAIが自動で実行。時間と人的リソースを大幅に削減します。
・高度な影響力スコアリング
独自アルゴリズムにより、ノード(人物・組織)の影響力を客観的に評価。従来のフォロワー数やエンゲージメント指標を超えた洞察を提供します。
・多次元インテリジェンスの視覚化
リレーションシップグラフ、プロファイルカード、ヒートマップ、ワードクラウドなど、直感的なビジュアルでネットワーク構造を把握可能。
・多言語に対応した自動翻訳
多言語の投稿やキーワードを自動翻訳し、グローバルな分析を支援。
・匿名かつ安全な調査環境
各SNSにログインすることなく個人情報や位置情報を保護しながら、調査対象のソーシャルメディアにアクセス可能。
【活用シーン】
・法執行機関・国家安全保障
ソーシャルメディア上の活動を追跡し、犯罪やテロの兆候を早期に発見。
・ブランドマネジメント・マーケティング
業界に影響を与えるインフルエンサーを特定し、戦略的なアプローチを構築。
・市場調査・リスク分析
消費者のセンチメントやトレンドを把握し、意思決定を支援。
調査・分析のスピードと精度を両立して、膨大な非構造化データを実用的なインサイトに変換しませんか?
Synthesisは、単なるSNS分析を超えた「関係性インテリジェンス」を提供します。
ホワイトペーパーのダウンロードはこちら: https://www.babelstreet.jp/resources/white-papers/understanding-babel-street-insights-synthesis
製品紹介
Babel Street Insights -Vendor Vetting(ベンダー審査) NEW!
https://www.babelstreet.com/solutions/vendor-risk-intelligence/vendor-vetting (英語)
Vendor Vetting(ベンダー審査)は、Babel Street Insightsの上位バージョンとして提供される、AIドリブンなベンダーリスク評価ソリューションです。従来のチェックリスト型審査では見逃されがちな、外国資本の影響(FOCI)・隠れた所有構造(実質的支配者/UBO)・評判リスクなどを、公開情報(OSINT)とグローバルな企業データを活用して明らかにします。 特に海外企業の調査、一度に大量の取引先を複眼的に審査したい場合に効果的に活用いただけます。
【活用シーン 】
・政府機関・防衛関連企業
NDAA(米国国防権限法)対応や、外国影響の排除に向けた審査強化。
・大手企業の調達部門
グローバルサプライチェーンにおけるコンプライアンスリスクの事前検出。
・金融・インフラ・製造業
取引先の信頼性評価や、制裁リストとの照合。
🎉 オンラインデモのご予約受付中
製品についてのお問合せやオンラインデモンストレーションのご依頼等下記へお寄せください。
編集後記
弊社はイベントの続く忙しい秋でした。読んでいただいている皆様もきっと忙しかったことと思います。読書欲や食欲の高まるのが秋ですが、睡眠欲を大切に健康第一で元気でいていただきたいと願っております。これからもイベントや月1回配信の本ニュースレター、資料センターページ ( https://www.babelstreet.jp/resources ) などを通じてBabel Streetの最新情報をお届けしてまいります。ぜひご確認いただき、皆様の業務にお役立てください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
Babel Street 一同