Index
- イベントレポート:サイバー防衛シンポジウム熱海
- OSINTで読み解く国際情勢
- 官公庁・民間におけるOSINT活用の可能性
- 製品アップデート
皆さま、こんにちは。
今月は日本の国家安全保障におけるOSINT(オープンソース・インテリジェンス)の活用に焦点を当て、先週末に開催されたサイバー防衛シンポジウムの概要、最新の国際情勢分析、官民におけるOSINTの可能性についてお届けします。
イベントレポート:
第5回サイバー防衛シンポジウム熱海2025
6月21日~22日に「第5回サイバー防衛シンポジウム熱海2025」が開催されました。官民交え300名以上が集ったイベントで、今年は能動的サイバー防御の法制化も背景に日本が抱えているサイバーセキュリティ関連の課題や取り組むべき施策についても活発なディスカッションが行われました。Babel Streetもプラチナスポンサーとして参加し、OSINTの活用についてご紹介させて頂きました。
Babel Streetプレゼンテーションの主なポイント:
テーマ:「OSINTで守る国益と安全保障 〜Babel Streetの最前線から〜」
- Babel Street の会社紹介と国内外の官公庁・民間での導入実績
- CBP (税関・国境取締局) や GSA (一般調達局) での活用など
- Babel Street Insights による多ソース・多言語からの柔軟な情報収集と自然言語処理も含めた分析、ダークウエブの収集と分析、イラン・イスラエル情勢の情報収集サンプル
- Babel Street Secure Access による情報統制国(中国・ロシア・イラン等)も含めた匿名・安全なアクセスとリサーチ

OSINTで読み解く国際情勢
本記事では、イスラエルとイランの緊張関係を背景に、従来の国際秩序が揺らぐ中でのOSINT(オープンソースインテリジェンス)の重要性を解説しています。
Babel StreetのOSINTプラットフォーム「Babel Street Insights」は、SNSやニュース、公開情報をリアルタイムで分析し、従来の情報収集では見逃されがちな兆候を早期に察知。複雑化する地政学リスクに対し、迅速かつ的確な意思決定を支援します。

官公庁・民間におけるOSINT活用
近年、OSINTは「戦略的即応力」の中核として、防衛・警察などの政府機関における経済安全保障、民間企業においても内部脅威の検知、イベント・要人保護に至るまで、幅広い分野で注目を集めています。
弊社 OSINT 製品で出来ること:
- 多言語・多ソースのリアルタイム監視
- SNS、掲示板、ダークウェブ、地域限定メディアなどを横断的に分析
- 兆候検知とアトリビューション
- テロ・サイバー攻撃・偽情報の拡散・経済制裁逃れなどの兆候を早期に把握
- 影響力ネットワークの可視化
- プロパガンダや過激派の拡散構造の解析と戦略的対応を支援
- 安全保障・外交判断の補完
- 情報統制国の世論や政策動向を、現地発信情報から把握
関連製品
Babel Street Insights
多言語OSINTプラットフォーム(多言語・多ソースのリアルタイム監視)
Babel Street Insights Synthesis
SNS・ネットワーク分析(Weibo、VK他に対応)
Babel Street Secure Access
マネージドアトリビューションソリューション(60,000エグレスポイントを用意した仮想マシンの提供)
製品アップデート
Babel Street Insights Synthesis が日本語インターフェースに対応しました。これにより、日本国内のユーザーの皆さまにも、より直感的かつスムーズにご利用いただけるようになりました。多くの皆さまに進化したSynthesisをご体験いただけたらと思います。
今月もご愛読ありがとうございました。
Babel Streetは、皆さまの安全と意思決定を支えるため、
これからも革新を続けてまいります。
それでは、また来月お会いしましょう!
バベルストリート 一同